水がにごったときは
赤い水がでます
付近一帯の水が赤くにごったときは、水道工事などで断水した、水の使用量が急激に増えたなど、水道管の中を流れる水のはやさや方向が変わったため、水道管の内部の鉄さびが流れ出たものです。また、朝一番など長い時間使わなかったあと、使い始めの少しの間だけ赤い水が出るときは、宅地内の給水装置から鉄さびが流れ出るものと考えられます。
赤い水が出たときはしばらく水を流し、きれいになってから飲用してください。このとき流した水は、植木や庭の水まき、掃除など、飲用以外にお使いください。
鉄について
鉄は人体にとって必須元素の一つで、1日当たりの必要量は、成人男子は10mg、成人女子は10~12mgです。鉄による少量の赤水を誤って飲んでしまったとしても、鉄は人体への吸収率が低く、大部分が排出されるため特に心配はありません。
鉄の水質基準は0.3mg/L以下となっておりますが、0.3mg/Lを超えて含まれていると、水が赤く着色して見え、洗濯物を着色したり、味を悪くしたりするので容易に気がつき、日常生活への影響がでます。基準値もこの観点から設定されています。
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白い水がでます
水道工事で断水したときなどに、水道管の中に入った空気が、水とかきまわされてたくさんの小さなアワになり、水道水を白い水にしますが、しばらくそのままにしておきますとアワが消えて透明になります。空気の混入によるものですので、安全性について問題はありません。
水がにおいます
水道水は、安全な飲み水にするため、塩素という薬で消毒をしています。そのため、水道水は、塩素のにおいがします。塩素のにおいがするのは、消毒効果が保たれているあかしです。また、このにおいは水をふっとうさせると無くなります。
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