『水』は限りある資源です
日本は、世界でも有数の多雨地帯のアジアモンスーン地帯に位置しており、年間平均降水量(1,718mm)は、世界平均(973mm)の2倍近くあります。そして、蛇口をひねれば、当たり前のように『水』が出てきます。そのため、水は豊富にあると思いがちです。しかし、人口一人当たりの年降水量(5,114m³)になると世界平均(21,796m³)の4分の1以下になり、人口の集中する首都圏では、さらに厳しい状況におかれています。(国土交通省、「日本の水資源」等を参考)
水道企業団の配水量の75%を占める、県水の利根川水系を見ても、取水制限が実施された渇水が、3年に一度程度の割合(平成に入ってからだけでも、平成2年、平成6年、平成8年冬季、平成8年夏季、平成9年、平成13年の6回)で起きています。
このように『水』は限りあるものであり、貴重な資源です。節水を心がけて、ムダなく使用してください。
<蛇口からは、1分間に11~13リットルの水が流れます。こまめに蛇口を閉めましょう>
お風呂の残り湯を利用しましょう
一般家庭で使用されている浴槽には、約200リットルの水が入ります。残り湯は、「洗たく」「そうじ」「植木の散水」などにお使いください。 |
洗たくのときは
洗たく物はまとめて、効率よく洗いましょう。 水の出し放しでの「流しすすぎ」はやめて、「ためすすぎ」にしましょう。 |
台所では
蛇口は、こまめに開け閉めしましょう。 食器や調理器具の油汚れは、紙などでふいてから洗いましょう。 食器や野菜は「ため洗い」にしましょう。 |
歯みがき・洗顔のときは
蛇口は、こまめに開け閉めしましょう。 コップ3杯(0.6リットル)程度ですむ歯みがきも、流し放しでは、30秒で6リットルも水を使い、5リットルの水がムダになります。 |
トイレでは
トイレの洗浄は使用後の1回にしましょう。 大・小の切替レバーを使い分けましょう。 新築・改築のときは、節水型の機器を選ぶようお願いします。 |
洗車のときは、バケツに水を汲んで
洗車のとき、ホースの水を流しながら洗うと20分で約240リットルの水を使用しますが、バケツに水を汲んで洗えば、30~50リットルですみます。 |